テーマ:伝統方言の記述および方言で語られた口承文芸の記録と保存
昔話などの伝承されてきた口承文芸には、そこに生きる地域の人々の生活や生きる上での知恵が詰まっています。特に方言でなされる「語り」は、その土地で共有される大切な文化遺産です。奥能登珠洲と白山麓の白峰の昔話の現状を記録し、再生の道を探りたいと考えています。
新田 哲夫
金沢大学文学部 教授
日本語諸方言のアクセント研究や北陸諸方言の記述的研究を研究テーマとし、継続的に北陸各地の方言調査を行う。おもな著作に『日本海沿岸の地域特性とことば』(桂書房)などがある。