公開シンポジウム「日中両国の伝統話芸」開催のお知らせ

2008/10/1

金沢大学日中無形文化遺産プロジェクトの活動の一環として、伝統的な話芸である日本の「講談」 と中国の「蘇州評弾」*の芸術家を金沢にお招きして、日中両国の無形文化遺産保護について情報を 交換し、未来に向けて私たちに何ができるのか、共通の課題を解決していくための公開シンポジウム を開催します。

また、シンポジウムの中で、両国の話芸について理解を深めるためにその魅力的な芸を実演してい ただきます。「蘇州評弾」の演目「長坂橋の戦い」(『三国志』より)、「潘金蓮」(『水滸伝』より)の 上演では、本邦初の試みとして日本語訳の字幕が同時投影されますので、中国語がわからない方でも お楽しみいただけると思います。

*蘇州評弾

中国江蘇省などに伝わる伝統的な大衆演芸の一種。三弦、琵琶などの楽器の伴奏に合わせて物語を 歌い、語る。

プログラム

演題 公開シンポジウム「日中両国の伝統話芸」
あいさつ・・・・・・・・・・・・・・柴田正良
鼎談 講談入門・・・・・・・・・・・神田陽子 神田京子 木越治
講談 男の花道・・・・・・・・・・・桃川鶴女
講談 寛永三場術より 出世の春駒・・宝井琴梅
(休憩)
三国志の講談(評話)について・・・・上田望
三国志より 長坂橋の戦い・・・・・・王池良
水滸伝の講談(弾詞)について・・・・黒田譜美
水滸伝より 潘金蓮・・・・・・・・・王瑾・袁小良

日時 2008 年10 月14 日(火) 開場17:30 開演18:00 終演21:00

場所 アートシアターいしかわ 金沢市片町2 丁目2 番5 号 ラブロ片町7F

http://www.bunkyo.or.jp/art/index.html

対象 入場無料。学内外問わず,どなたでも参加できます。事前のお申込は不要です。